2014年3月3日月曜日

「なんとなく面白い」サービスはだめ?

「なんとなく面白そう」だけれど、
このサービスの魅力は?と聞かれたら
たぶん、これは良くわからんぞ、
ダメだぞっていわれてるのだと思います。

もっとビジネスっぽくいうと、
「具体的なメリットは?」とか
「参加すると何が得られるの?」とか。
「ターゲットは誰なの?」だとか
他にもいくつもの言われ方があります。

「なんとなく面白そう」というのは、
サービスとして、正直よからぬことでした。
例えば、本屋にいくと、ビジネスコーナーがあって、
ターゲティングやら、セグメンテーションやら、マーケティングやら
「なんとなく」を排除するための沢山の本が所狭しと並んでいるのは
「なんとなく面白そう」ではダメだという証拠でした。


確かに似たサービスがあれば
大まかにこれはこう、あれはこうと、
サービスの「魅力」や「メリット」は説明できるのですが
今までにないようなサービスを始めるとき
お客さんがどこを「魅力」「メリット」と思うか、
それについては、ほとんど決めることができません。

始めた本人がその「魅力」を
上手く言葉にできれば良いのですが
なかなかそうもうまくいかないものです。

そうなると「商売をするなら、売れて何ぼ」なので、
「なんとなく面白い」ではなくて
「分かりやすい」で無ければだめだとなってきます。
そして、「分かりやすい」ということを意識していくと
「なんとなく面白そう」な部分が削られて
すでにあるサービスによく似た
「分かりやすい」商品に変わっていきます。


そこで問題が発生します。
実際、世の中は変化してきています。
「分かりやすい」を重視したサービスよりも
「なんとなく面白そう」な斬新なサービスの方が
世の中の話題を集めるようになりつつあります。

しかも、興味深いのは
「なんとなく」の状態のまま出てきたサービスでも
共感さえ得られれば、その活用方法を
お客さんたちが勝手に考えてくれたりもします。

そうなると、
もはや「分かりやすい」ものばかりを意識して
既存のサービスから連想するだけでは
あたらしいサービスは作れなくなってきています。


ちなみに、手前味噌ですが、
仕事旅行は今そんな流れを体感中です。

思いつきで始まった
「なんとなく面白そう」なサービスを
お客さんたちが、スタッフのみんなが一緒になって
楽しみ方や活用方法を考えてくれています。

当初想像できなかった研修としての活用や
セカンドキャリアの参考としての利用などは
まさにその典型です。

始めた僕が言うのも変ですけれど、
これから仕事旅行がどんなふうになっていくか
とっても楽しみです。


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