2014年3月20日木曜日

「好きなこと」の暴走。それを止める人。

ぼくはつけ麺が大好きなのですが、
ラーメン屋に行くとたいてい大盛りを頼んでしまいます。
30歳も半ばなので、体的には大盛りは全く必要ないですが
それでも好きだからできるだけ多く食べたくなっちゃうのです。
奥さんが隣にいれば、「大盛りはいらないでしょ。」って
冷静に止めてくれるんですが、
一人で食べに行ったときは、たいがいアウトです。

人は「好きなこと」になると、
どうも夢中になりすぎちゃいますよね。
ぼくの大盛りじゃないですが、
自制がなかなか利かなくなっちゃいます。
自制することや、禁欲することが「修行」になる程、
人が好きなものを我慢するのは難しいものです。

ちなみに、「好きなこと」という単語で
ぼくが連想するのはやはり仕事ですが、
この「好きなこと」に人が弱いというのは
仕事上でも同じことだと思っています。
特に「好きなこと」を仕事にしていると、
本当はやっちゃいけないこと
自制すべきことに直面しても、
人や会社がその「好きな」気持ちをコントロールするのは
なかなか難しいものです。

ぼく個人のように、
勝手に一人で太っていく程度の話であれば
かわいいもの(?)ですが、
これが会社、業界単位だとするとたちが悪い。
気が付いたら世の中の常識から外れて
事件や事故を起こすなんてことだってあり得る話なのです。

これは「好きなこと」を仕事にしちゃいけないよって
言っているのではもちろんありません。
今は「好きなこと」を仕事にできるありがたい時代なので
どんどんやっていけばよいと思いますし、
好きな方が仕事に張り合いが出るものです。

ぼくが言いたいのは、
「好きなこと」を仕事にする人だけで集まっちゃうと
どうしても暴走してしまいがちなので、
それをしっかり止めてくれる「好きなこと」を仕事にしない人が
実はものすごくありがたいということです。

皮肉なことにそういう人たちは
「「好きなこと」が無いのです・・・どうしたらいいでしょう?」
と悩みがちだったりします。
でも、それは実は強みで、しかも今必要とされている力なのです。

「好きなこと」を仕事にする人の時代が来た
ということは、実は「好きなこと」を仕事にしない人の
時代も来たのではないかと思うのです。


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