2014年3月27日木曜日

「好き」と「愛着」

ぼくは今、生まれ育った街に住んでいます。
とはいえ、ずっとこの街にいるわけではなく
学生時代や、社会人になりたてのころは
都会にあこがれて東京に住んでいました。

色んな街に住んでみると
故郷の良さというものが良く分かります。
その影響か、気が付くと故郷大好き人間になり、
それが高じて結婚とほぼ同じ時期に
この街に引っ越してきたわけです。

巻き込まれた家族としては
迷惑な話だったと思います。
都内に住んでいれば仕事はたくさんあるし
移動だって電車でどこへでも行ける。
でも、今の街ではそうはいかない。
半年くらいは文句を言われた気がします。

でも、住んでから1年、2年とたつと
街のニュースに反応したり、
ご当地フードの自慢を始めたりと
ぼくよりも家族が情報通になっていて
地元人っぽい会話を始めるから面白いものです。

そんな姿を見ていて思ったのが
「好き」と「愛着」という言葉です。

ぼくは間違いなくこの街が「好き」。
一方で、うちの家族は「好き」というよりも
街に「愛着」を持っていると思うのです。
共に街のことを良く思っているのですがちょっと違う。

いったいどう違うのかって考えてみると
たぶんぼくの「好き」は能動的なんです。
ぼくの場合ですが、街が好きだから
その街のために何かしたいという想いが強い。
例えば、イベントや行政に関わって行くし
こうしたい、ああしたいと変化を望みます。

一方、家族の「愛着」はそれに比べると受動的。
自分から何かを仕掛けていくということはありません。
今あるものを受け入れているので
日々穏やかというか、許容範囲が広いというか。
ちょっとやそっと何かあったって動じません。

これは、もちろんどっちがいいとか、
わるいとかって話ではありません。
お互いこの街が「良い」と思って
心地よく暮らしているというだけの話です。

ずいぶんと前置きが長くなってきたので
そろそろ仕事というテーマに絡めますと
最近、仕事ということになると、
「好き」ばかりに注目が集まってて
「愛着」は閑古鳥が鳴いている気がします。
もっと「愛着」に目を向けてもいいのではないかな
と、単純に言いたかったのです。

「好き」な仕事で毎日活発に働くのもいいし
「愛着」のある仕事で毎日穏やかに働くのもいい。
どっちも心地よく働けるという意味で
素敵なことだと思うんです。

そういうぼくらは
「好き」を仕事にしようってさんざん言っていますが、
ここには、能動的な「好き」と受動的な「愛着」の
両方の意味が含まれるんです。本当は。

上手く説明できないので、
「好き」を仕事にしよう!と言ってきたのですが、
本当はそういうことが言いたいのです。
ややこしいですよね。
こうして改めて文章にしても、
やっぱりややこしいので、今日はここまでにして
頭が整理できたらまた書いてみます。


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