2014年5月27日火曜日

飲み屋での夢語りについて

「あなたの夢はなんですか。」
アイドルとか、社長とかスポーツ選手とか
子どもが夢を語る姿はなんともほほえましい。

でも、大人が語ると様子は一変するんですよね。
例えば、飲み屋で夢を語る人を良く見かけます。
その人の実績を知っていれば別だけれど
夢を語って実績や行動が伴っていない人の話は
聞いていてあんまり気持ちの良いものじゃない。

これから夢を実現していく子どもとは違って
大人は、夢を実現する力を持っています。
だから語るだけじゃなく、行動も示さないと
なんともかっこ悪く見えるもんです。

というぼくも、仕事旅行をはじめる前
飲み屋などで事業の構想をひたすら語っていました。

そりゃもう、飲み屋の夢語りなわけで
周りからはけちょんけちょんに言われました。
煙たがられていたかもしれません。
「また始まった。」
「青い鳥症候群ですか?」
というような反応から
「そんなの誰がお金払うんだ?」
「ビジネスとして成り立たない。」
なんてアドバイスまで、いろんなコメントをいただきました。

それでも、誰に何と言われようが
この夢語りがぼくにとっての転機になったのは間違いありません。

話を聞いた飲み会の同席者から
とある異業種交流会を紹介してもらう。
その交流会に参加したことでとあるベンチャー社長に出会う。
彼から刺激を受けて・・・って物事が急に転がり始めました。
(この辺りの詳細は⇒過去ブログ

何が言いたいのかっていうと
実績があろうが、無かろうが
大人だって大いに夢語りしたらいいと思うのです。

恥ずかしい気持ちを乗り越えたり
バカにされるようなことをやるっていうのも
夢に近づくために学ぶべき
スキルのひとつなんだと思うのです。

2014年5月19日月曜日

仕事旅行ってなんなんだ?

仕事旅行のコンセプトを伝えるの難しい。
「仕事」というお堅いモノと、
「旅行」という柔らかいモノを併せた造語なので
結局、堅いの?柔らかいの?どっちなの?という
不明瞭な感じがどうしても出てしまいます。

その結果、ある人はエンターテイメント(柔らかい)と認識する一方
また別の人は研修のようなもの(堅い)と認識したり。

ぼくとしては、見知らぬものとの出会いや学びを楽しむ
ちょっと知的な遊び=旅だよね。
だからエンターテイメントと研修の中間!
なんて風に捉えているのですが、これが良く分からないと不評です。
そのため、日々「仕事旅行とは?」を伝えるのに苦労しています。

そんな中、先日仕事旅行へ参加したお客さんが
実体験をもとに仕事旅行を表現してくれていたので
勝手ながら拝借させていただいちゃいました。
ありがとうございます!

<以下転記>
大人版キッザニアのようにとらえがちですが、違います。
単なる職業体験ではなく、やはり「旅」なのです。
違う会社、あるいは違う職業の方の仕事のやり方、
進め方、考え方を見る、聞く、そして体験する。
それを自分の仕事のそれとすり合わせる。
衝撃、驚き、発見、ひらめきなどさまざまなことがあります。
私の場合は、自分の仕事に活かせるものを
たくさん得ることができました。
それは間違いなく、自分の組織にいたのでは得ることができないものです。
仕事旅行社さんの提供されている多くの旅は、
長年組織で働く人にこそおすすめの旅です
社内旅行、職場旅行を企画されているのであれば、
こちらの旅に行かれてみるのはいかがでしょうか?


さて、みなさん、仕事旅行がなんだかわかりましたか?

2014年5月15日木曜日

「もののあはれ」で行こう。

色んな仕事場を訪問して得た体験を
旅としてパッケージ化するのがぼくの仕事。
毎回職場を訪れると、場の空気や働く人、
仕事の道具等などなど、言葉では言い表しきれない
様々な出会いがあります。

そのたびに「うぉ・・・すっごい。」と恐れ入るのですが
でも、この「うぉすごい」を人に伝えるのは難しい。

仕事旅行のHPで紹介するべく
文章、写真、時には動画を用いてできる限りを尽くす。
それでもどうしても表現しきれない部分がでたり、
伝えたい要素が一部抜け落ちてしまうことがあります。

さらに商売っ気を出して、人に選んでもらうために、とか考え出すと
感じたものを単純化したり、一側面を切り取って表現したり、
いろんな余計な要素を取り入れる必要が出てきます。
すると残念ながら本来の姿から離れたものになっていきます。

情報を発信するためには避けられないことではあるけど、
違和感がどうしても残ります。

一方、社会ではこの一側面だけを伝える情報が大流行り。
物凄い量の断片的な情報が飛び交っています。
そんな情報の洪水に襲われて、ぼくもみんな右往左往している。
なんだか本末転倒じゃない・・・?それ。(ボソっ)

そんなときに本居宣長の「もののあはれ」と言う言葉が目に入りました。
この言葉は、何だかさみしげな「哀れ」の情景だけを表現する言葉として
理解されがちだけれど、本来もっと広義な意味があります。

「切り取った事象としてではなく、全体像としてとらえること。」

ぼくの解釈が間違っていなければ、論理的に説明するのではなくて
「直観的に全体を捉える」ということ。
「うぉ、すごい」を通して物事を理解するっていうことと遠からずなのではないでしょうか

「すごい!」とか「かわいい!」とか「ヤバい!」とか言うと
若者はボキャブラリーが足りないなんてすぐ言ってくる人がいるけれど
実はそれでよくて、下手に言葉にする必要なんてないし言葉にはできないものです。
直観的に理解することをもっと重視してもいいんじゃないかな。

だから、今こそこの「もののあはれ」って感覚を
しっかりと見つめなおしたら良いと思うのです。
現代人のぼくらは頭でっかちにならず
ものごとは見て触れて感じて、理解しようよって思うんですよね。

2014年5月8日木曜日

社長の仕事というもの

「これはいい」って思うものを
人に伝えて、一緒に楽しみたい。
これが僕の仕事で達成したいことのすべて!

だから、仕事旅行も
「こんな面白い仕事があるんだよ。」
「こういう働き方したら楽しいよ。」と
自分が良いと思った仕事や働き方を
沢山の人に紹介しています。

まさに、自分のやりたいことを
そのままのサービスです。

すっごく充実して、楽しそうでしょ。
ぼくもそう思っていました。

でも、世の中そんな簡単じゃないですよね。
いざ仕事にしてみると、マーケティングやら、ファイナンスやら、
効率性やら、収益性やら他に考えることが沢山現れました。

正直それらはぼくの得意分野ではありません。
できれば考えたくもありません。
それでも、このサービスへの思い入れは人一倍あるし、
責任感もメンバーの中でも随一。
だから興味がなくとも、中途半端な知識でも、
案外ストレスになっていたりもするのですが
とにかく手や口を動かします。

すると、やはり不得意分野の話。
なかなかうまくいかないのです。
それどころか、曖昧な理解なままで話をするので
矛盾した話を繰り広げるのはしょっちゅう、
感情的に不必要な反論を繰り広げたりだってします。

悲しいかな、ぼくの責任感からくる中途半端な口出しが、
仕事旅行の成長の足かせになってしまうのです。
想いっきり空回りですよ。

じゃあ、今僕は何をすべきか?
正直、まだ模索中です。

でも、なんとなく見えているのは
仕事旅行としての軸をしっかり語ること
そして、それを社内・外でしっかり共有すること。
(この軸が無くなってしまったら、誰がやっても変わらない
ありきたりなサービスになってしまいます。だから必須。)

色々と口出ししたくなっちゃいますが、
想いを共有したら、後は黙って「ごめんちゃい。お願いします。」と
素直に、苦手分野は得意な人に任せること。
それが僕の仕事なんだってことにようやく気が付きました。

これがいわゆる社長の仕事なのでしょうね。
身を持って勉強中です。