2014年3月11日火曜日

あの日から、変わったこと。

あの日ぼくは近所の喫茶店で
スタッフとミーティングをしていました。
当時兄が仙台に勤務していたので
店のテレビから流れる映画のような東北の惨状に
不安でたまりませんでした。
状況を確認したくて、電話をしてみたものの
いつまでたってもつながらず。
運よく、兄は無事でしたが
家族中からの兄と連絡が取れたか?という
問合せに焦ったのを覚えています。

あの日、ぼくらは多かれ少なかれ
みな災害の当事者になったのだと思います。

もちろん、実際に大切な人を無くした東北の人たちには
到底及びませんが、それでも、日本中の多くの人が
あの震災にショックを受け、悲しみに沈みました。

そして、あの日以降日本中の人々が
「生きることのありがたさ」や「誰かを失う苦しみ」に
敏感になった気がします。
どこか遠くで起こった事件、事故、災害の訃報にも
今まで以上に想像したり、考えるようになったり、涙したり
感情移入する人が増えた気がします。

今も遠いどこかの国では悲劇に
巻き込まれている人たちがいます。
あの日のような「苦しみ」や「悲しみ」に
襲われている人がいるのです。
そんな現実を前に、震災を経験して、感情移入ができる
ぼくらだからできること、ぼくらにしかできないことが
きっとあると思うのです。

あの日、感じたこと、思ったこと
そして経験を通じて変わったこと
もう一度見つめなおして、
仕事をしていこうと今日自分に誓いました。

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